[TAKIGAHARA FESTIVAL -TAKIGAHARA SAKEBAR MEETS 上出長右衛門窯 ]

 TAKIGAHARA FESTIVAL
– TAKIGAHARA SAKEBAR MEETS 上出長右衛門窯 –

TAKIGAHARA SAKE BAR
「手取川」and「神泉」BAR TEAM
supported by 上出長右衛門窯

滝ヶ 原ファームの一角に立つ、以前は農家の米倉だった石蔵を改築したスペースを「TAKIGAHARA HOUSE」と名付けました。白壁と柱の優しいコントラスト。外部との適度な隔絶感。穏やかに張りつめた空気感。里山の中のミニマル空間。今回のイベント では、その石蔵全体を使って、地元石川から二つの酒蔵が二日限りの日本酒BARを開店させます。
「手取川」の吉田酒造店、「神泉」の東酒造。二つの酒蔵に共通するのは、この地に根ざし、この地でとれた産物を最大限に生かして酒造りを行っていること。
今回はイベントにあわせて、小松の秋のお酒の楽しみ方を存分に表現して頂きます。

酒蔵紹介
「手取川」吉田酒造店

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吉 田酒造の位置する山島村はかつて、明治、大正と手取川の豊かな水と米に恵まれて蔵の数十軒を数えた「酒造りの村」でした。近隣はもとより遠く県外にまで名 声を博しました。しかし今その味を伝えるのは「手取川正宗」ただ一つ。明治3年創業以来、頑なに手作りに徹しこの酒造りの村の伝統を守り続けていきます。

今回は、吉田酒造店次期後継者、吉田泰之さんが自ら店主を務めます。現在、酒造りから営業まで幅広く活躍中。海外への展開など旺盛にこれからの酒蔵のあり方を模索されています。
上記写真はニューヨークの映画監督が吉田酒造店の酒造りと蔵人達の人生を3年間かけて撮り続けたドキュメンタリー映画、「BIRTH OF SAKE」から。
18日の18:30から、石蔵の壁をつかった、「BIRTH OF SAKE」の上映会も行います。
http://www.birthofsake.com/

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今 回のセレクト、まずは日本酒のサングリアから。なんと赤白2種類の展開で提供されます。フルーティーなお酒で緩やかに始めたら、5種類の手取川それぞれの 個性をゆっくりと楽しむ。さらに気軽にテイスティングできるセットも用意していますので、手取川の酒蔵全体を味わえる楽しさを共に楽しみましょう。
http://www.tedorigawa.com/

「神泉」東酒造

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日 本酒「神泉」で知られる、石川県・小松の老舗造り酒屋。キリッとした飲み口で後味はスッキリ、お寿司やお刺身に合う「神泉大吟醸」は、4年連続で“北陸鑑 評会優等賞”を受賞。香りが良いと評判の「特別神泉大吟醸・太初」は、3年連続で“全国新酒鑑評会入賞”しており、質の高いお酒を作り続けています。ま た、国登録文化財に認定された酒蔵と、風情のある茶室と数寄屋があります。ぜひ蔵へもお立ち寄りください。

今年7月、Farmer’s Market at UNUの企画で行われた里山トリップでは、ツアー中に東酒造さんの酒蔵にも訪問しました。そのときの様子は、Takigahara Farmの投稿でも紹介しています。今回東酒造のお酒を提供する新道夫妻は、新婚旅行から帰ってきたばかりの新婚ホヤホヤ。皆様からも暖かい祝福の一杯を ぜひ。

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今回は、定番ラインに加え、このシーズンならではの”ひやおろし”を。ひやおろしとは、冬の大寒時期に仕込んだお酒を春先にしぼり、夏の間ゆっくりと熟成させ、秋の訪れと共に味わうこの時期ならではのお酒。発酵の力を感じられるまろやかな味わいをお楽しみに。
今回はさらに、”こまつもん”にこだわり、小松市で栽培した山田錦を使用した特別純米酒も数量限定で登場予定です。

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http://www.sake-sinsen.co.jp/

吉田酒造の泰之さんも、新道夫妻も、滝ヶ原ファームで共に食を囲み、親睦を深めてきました。最高のお酒で皆様を気持ちよ〜く酔わせさせていただきます!

上出長右衛門窯のうつわ

そして今回、日本酒BARで提供するお酒は上出長右衛門窯のフルサポートを頂き、一部を除き、場内で提供するすべての器を提供頂きました。なんと、350点にもおよぶ器を準備して頂いています。
九谷焼の今を、軽やかに更新し続ける、若き才人上出惠悟さん。なかなか出会うことがないほどの緩やかな空気を纏った方。そのたたずまいには、深い知性と柔軟な発想力を想起させる上出さんならではの個性を感じます。

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滝ヶ原ファームで日々使っている器のいくつかは上出さんの器です。
毎日使う道具としての、手のなじみ方。美しくユーモアにあふれた絵柄に、ふと癒やされる瞬間。
上出さんの器を片手に、気持ちの良い時間を、おいしいお酒や料理と共に味わいましょう。

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上 出 惠悟 1981年石川県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。合同会社上出瓷藝代表。140年続く家業である九谷焼窯元・上出長右衛門窯の六代目に あたる。窯元のクリエイティブディレクターとして従事し、東洋で始まった磁器の歴史を舞台にしながらも新しさを感じることのできる九谷焼を提案、各地での 展覧会開催や幅の広い様々な活動を通して、九谷焼の可能性を模索する。髑髏のお菓子壷(2008)の発表、窯で70年描き続けている笛吹文様に新たなデザ インを加えた新笛吹シリーズ(2008)、スペインからデザイナーJaime Hayonを迎えたテーブルウェアシリーズ(2010)や、東京・表参道スパイラルガーデンでの大規模な個展(2010)、フランス・パリ Nakaniwaで国外初個展(2015)など様々な企画に従事。また美術家としても活動する。代表作に磁器を素材にした「甘蕉」、「栄」など。主な個展 に「楽園想像(パラダイス)ー芸術と日常の新地平ーvol.3 上出惠悟」(gallery αM/東京/2013)、「硯海の貝」 (Yoshimi Arts/大阪/2014) 、「熊居樹孔」 (Yoshimi Arts/大阪/2016)など多数。
http://www.choemon.com/

2016.9.16