Takigahara Farm Daily 畑をはじめる

みなさんこんにちは。Takigahara Farmのりょうです。
梅雨入り間近、夜になるとホタルがポツポツと出始め、梅の実はおしりがうっすら赤く色をつけ始めた頃です。
気付けば滝ヶ原に引っ越してきてから、1年が経過しました。
1年を振り返ると色々ありすぎて、この1年が体感として早いか遅いかも分かりません。ここでの毎日は兎に角、”濃い”です。

さて、今年は昨年と打って変わって、畑仕事にも精を出しております。
Takigahara Farmで農的な暮らしをするといいながら、昨年は気持ちがいい感じにわき上がらず、
ラディッシュやネギ、かぼちゃなど数種類をすこし作ったぐらいでした。
会社組織の意向は大なり小なりあれど、今年は畑・野良仕事と100%向き合おうと心に決めました。

せっかくやるのだから、おいしい野菜を収穫することはもちろんのこと、
ガーデニングのように畝をデザインし、背丈や色などを考えながら配置を決めました。
というのも最初はまっすぐの畝をひたすら作っていたんですが、1割が完了したところで、
あと9倍も同じ作業をやるのかとおもうと途方に暮れ、僕にはできないと思いました。
ならば、農地全体をキャンバスとし、絵をかくように畝を作ろうと思い出したら急にモチベーションが湧いてきて、
約1ヶ月間、無我夢中に鍬をふっていました。

大変見づらくて恐縮ですが、雰囲気だけでも伝われば。
このノートの2ページに僕の畑構想のほぼ全てが詰まっています。

畑をやっているというと、栽培方法を聞かれることがあります。色々あるのも本でかじりました。
開墾をスタートする前に一応色々調べてみようと図書館で野菜作りの本を借りて読んでいましたが、
僕の性格上、失敗も成功も体験したこともないのに、ああしたほうがいいとかこれはよくない、とか言われても
全く実感が湧かず、次第に読まずに返却することが増えました。
なんとか栽培の方法をなぞりながらやるというのは性格上向いていないと判断し、
周辺にあるものを使いながら、お金をかけずにできる合理的な栽培方法を目指すことに決めました。

現在、約36種類の野菜と花を栽培しています。
苗を買うという行為に気が進まなかったので、植える野菜は殆ど種から育苗しました。
近隣の人がやっていないめずらしい野菜、食べたことないけど食べてみたい野菜、加賀地方の伝統野菜、
イタリア、アメリカ、メキシコのお土産で頂いた固定種を栽培しています。

農作業というと、大変そう、朝早いんでしょ?とか、言われます。しかし、僕は農家ではありません。
つまり、野菜を生産し生計を成り立たせている訳ではありません。生活のために、やりたいからやっています。
早起きもあまり得意じゃありません。今のところそれでもなんとかなっています。
夏になったらそんなことも言ってられない、というか夏になれば部屋が暑くて、早く目を覚まさざるを得ないだろうと思っています。
こんな感じなので、ヘトヘトに疲れて布団にバタンキューすることは多々ありますが、
あー辛いなー・・・とか、大変だなー・・・と感じたことはありません。*今のところ。

頭の中に思い描いた畑の景色を作りたい。
自分で育てた野菜を食べたい。
お腹いっぱい食べてみたい野菜・果物がある。
あげたい人、食べてほしい人がいる。

これらをモチベーションに、畑を初めてから4ヶ月あまり。
色々感じることが多いので、このブログ上で、こま目に更新していきますね。

畑見に来たい方、一緒に野良仕事をしてくれる方、募集中です。お気軽にご相談ください!!!

以上、Takigahara Farm dailyでした〜。

written by Ryo.

2017.6.15