TAKIGAHARA FESTIVAL VOL.01 -FOOD(DAY1)

1ヶ月前に遡りますが、GWの5月3日に、TAKIGAHARA CAFEがオープンしました。
12月頃から徐々にカフェに向けての準備がはじまり、解体、改修工事、塗装・・とたくさんのひとにご協力いただき、無事オープンを迎えることが出来ました。この場を借りて、ご協力いただいたみなさまにお礼申し上げたいと思います。

今回は、カフェのオープニングパーティー、TAKIGAHARA FESTIVAL VOL.1 SPRING CAFEのことを振り返ってみたいと思います。

3日の当日は、すっきりと晴れ渡った青空、心地よい天候で迎えることができました。カフェにはオープンを聞きつけた、たくさんの方々が集まってくださいました。


ランチシェフには、東京表参道Commune 2nd内にあるダイニングBAR粋場から塚本亮介シェフが来てくれ、オープニングを祝う食事を用意してくれました。

メニューには
・小松市の西田農園さんの有機野菜と能登豚のサラダ
・東山筍と山菜を使った手打ち生パスタ料理
・自然農法の宮田農園さんのお米を使った筍と山菜の炊き込みごはん


この土地に住んでいるからこそ感じる季節のものをその時に食べる美味しさ。旬のおいしい食材をみなさんに食べてもらうために、かなーりこだわって食材を集めました。地元、滝ヶ原の方々にもたくさん野菜をわけていただきました。亮介さんは、食材ひとつひとつと向き合い、食材の良さを引き出して、おいしく調理してくれました。

おいしい食事には、美味しいドリンクと!と、ドリンクもこだわって集めました。

県内の酒蔵から神泉の東酒造さんと手取川吉田酒造さん。この土地に根ざし、産物を最大限に生かして酒造りを行っている酒蔵さんです。吉田蔵の当主であるやっちゃんと東酒造の新道夫妻がイベントの為にセレクトしてくれ、石川県の水と米のうまみを堪能できる日本酒が揃いました。
自然派ワインの酒販店HUMAN NATUREの高橋心一さんも東京から、食事を楽しみながらも飲み進められるような自然派ワインをセレクトして来てくださいました。

山形県からは、果樹園しらくもの松藤さんがつくられているとっておきのリンゴジュースを。
滝ヶ原からは、薬草のティーソーダと冬に仕込んだゆずかりんのソーダを用意しました。

終始、賑わっていたカフェのウッドデッキでコーヒーを淹れてくれたのは、STOCK HOLM ROAST TOKYOのバリスタのわたるさん。清々しい気候と心地よい自然の中で飲む酸味の効いた香り高いコーヒーは、当日快晴による暑さにぴったりでした。



カフェタイムも多くのひとで賑わい、大盛況のオープニングを迎えることができました。



日が傾く6時頃にTAKIGAHARA FARMの母屋に移動。

ストーンテラスでディナータイム。メキシカンバーべキューのシェフには、メキシコからマルコ・ガルシア氏が腕を振るってくれました。

なんといっても注目の的は、一頭丸ごとイノシシの穴焼き。
畑の隣に穴を掘り、土の湿度や熱の伝わり方を活かす土のオーブンを穴を掘るところからはじめ、バナナの葉っぱで包んだイノシシと旬の根菜と一緒に長時間蒸焼きにしました。



いのししは、羽咋市の獣肉処理施設「のとしし団」に用意していただきました。団員の福岡さんは、以前から滝ヶ原でも熱心に活動されていて、今回のいのししは、福岡さんが丁寧にさばいてくださいました。

滝ヶ原の自然を存分に活かしたメニューと、メキシコの伝統的な味と石川県の食材を見事に融合させ、みんなのおなかを満たしてくれました。



滝ヶ原にある「石川の香り」のしいたけ菌床センターの川端さんが、たくさんのしいたけを用意してくださり、香り高いしいたけを炭火で焼き、バーベキューは、さらに賑わいました。おいしい日本酒やワインを片手に盛り上がる会場では、DJ陣の音楽が夜の滝ヶ原の山々に鳴り響きました。



夜のカフェには電気が灯り、スタッフのメンバーが静かに集い、ゆっくりした時間が流れていました。


たき火であたたまり、ゆったりとした時間を過ごす人。
バータイムのおいしいお酒に酔いしれる人。
畑のキャンプで夜の滝ヶ原の自然を楽しむ人。
母屋でのライブの世界に浸る人。

それぞれの過ごし方で滝ヶ原の夜は深まっていきました。




(二日目に続く)

TEXT:Miuru Yukinaka
PHOTO:@Yoichi Naiki

2017.6.21